漫画業界にはさまざまな専門用語があります。
漫画製作する際には、これらの用語を理解していないと難しいですので、ここではその一部をご紹介します。
あおり
人物などを下から見上げた構図のことです。
反対に、上から全体を見下ろした構図を俯瞰(俯瞰)といいます。
撮影では、カメラでレンズと感光面をずらして撮影する技術や装置のことを「あおり」といったりします。
絵コンテ
カットごとのおおまかな構図や動きに加え、セリフ等をイラストとともに記入した下書きです。
かき文字
パソコンの漫画製作ソフトなどのフォントを使用せずに、漫画家の手書きで描いた文字のことです。
擬音や擬態語、擬声語などに使うことで、迫力を与えたり心情を表現したりすることができます。
キャラクター
漫画作品に登場する人物や動物などの事や、それらの性格を指している場合に使います。
「架空の人物」「特徴的な性格」といった意味合いです。
「キャラ」と略されることもしばしば。
構成
ストーリーの流れやページ配分のことをいいます。
シノプシス
漫画のあらすじのことです。
デフォルメ
絵画などで対象物を変形させて表現することを指しています。
キャラクターの頭身を極端に下げ、小さくて可愛い印象を与えるよう表現することが主流です。
伏線
主に物語作品において、後のシーンのための布石としてさりげなく描かれるもの。
ミステリーなどでは特に真相をとくためのヒントとなる物を指す事も多い。
プロット
物語全体のあらすじを前もって構成しておく段階をプロットと言います。ストーリーの設計図とも呼ばれる。
基本的に、実際のシナリオはプロットに従って書かれることが多く、プロットが破綻していた場合、完成した作品も破綻する確率が高い。
見開き
漫画のコマを2ぺーじにわたって大きく使う原稿を「見開き原稿」といいます。
単純に、見開きというのは本を開いたときの左右のページのことです。
たとえば、劇画などで派手なシーンやクライマックスに、臨場感を強く表現したい場合などに使います。
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子供の頃、漫画を描いてみようとして挫折した男が、大人になって趣味で漫画を描いてみようと一念発起。